社員通信 早春を告げる

124年ぶりの2月3日の立春が過ぎ、暦上では春ですが、本格的な春にはもう少しかかりそうな気温ですね。

そんな2月下旬、関西支店のすぐそばに、菅原道真公をお祀りしてる『大阪天満宮』 があります。

 菅原道真公と言えば、京の都から太宰府へ行く時、

東風(こち)吹かば

にほひをこせよ

梅の花

主(あるじ)なしとて

春を忘るな

~春の風が吹いたら

その香りを太宰府まで届けておくれ

梅の花よ

私がいないからと

春を忘れてはいけないよ~

と詠み、道真公を慕う梅の木が、一晩で遠い九州太宰府まで飛んで行ったという「飛梅伝説」がうまれるほど、梅の花を愛でていたとあります。

春と言えば桜と考える方が多いかと思いますが、まだ寒い2月、梅が綺麗な花を咲かせ、早春の訪れを告げてくれています。

四季がある日本だからこそ、その繊細な四季の移り変わりを、さまざまな植物通して彩り・感じ・知る事ができる…
梅の花を見ながら、その昔 道真公も感じたであろう早春の息吹に、思いを馳せるひとときでした。

 

梅と春告鳥のメジロ(家族撮影)

(2021/02/24 H.I)